1953-03-02 第15回国会 参議院 予算委員会 第26号
その予算は来年度について百万円、本年度について三十万円ほど予定をいたしておりまして、これによりまして日本の現在の国情、即ち政治、経済、或いは教育、生活、職業、一般に差当り知りたい知識、差当りよく呑込んでおかなければならない常識というふうなものを、新聞式のパンフレットに印刷いたしまして配布するほか、舞鶴の上陸所の援護局の建物の中で、或いはこの国情をよく知らせるようなレクチユアをいたしますとか、又リクリエーシヨン
その予算は来年度について百万円、本年度について三十万円ほど予定をいたしておりまして、これによりまして日本の現在の国情、即ち政治、経済、或いは教育、生活、職業、一般に差当り知りたい知識、差当りよく呑込んでおかなければならない常識というふうなものを、新聞式のパンフレットに印刷いたしまして配布するほか、舞鶴の上陸所の援護局の建物の中で、或いはこの国情をよく知らせるようなレクチユアをいたしますとか、又リクリエーシヨン
函館引揚援護局は、昭和二十年すなわち終戦の年の十一月に公布されました地方引揚援護局官制に基きまして、同年十二月十四日その設置が告示されましたが、その後現在までに適当な残物が見当らないために、主要なる業務施設として上陸所、檢疫所、收容援護各寮及び倉庫等の大部分がそれぞれ、数キロを隔てて散在し、業務上諸種の欠陥を発生せしめておりますが、これははなはだ遺憾なことと思います。
次は函館、函館援護局は埠頭の上陸所に四つの寮で六千二百人の収容力を備えております。ここにちよつと申上げておきますが、舞鶴の方は主として九五%までが未復員者でございまして、青年でございましたが、函館におきましては反対に九五%までは一般引揚者でございます。
函館援護局は、埠頭上陸所というものと四つの寮を持つております。上陸所は、引揚者に対しまするところの檢診とか檢疫、消毒、援護給與から遺骨、荷物の托送というような極めて複雜な業務を処理しておるのであります。殊に函館港の上陸所の業務は、引揚者と復員者及び北海道に留まる人と本州に移る人、又その人に從つて荷物の区別をしなくちやならんというので、ここの上陸所の業務は誠に複雜な業務をやつておるのであります。